|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 鳳 : [ほう] 【名詞】 1. mythical Firebird God (sometimes erroneously associated with 'phoenix') 2. male Hinotori ・ 丸 : [まる] 【名詞】 1. (1) circle 2. (2) full (month) 3. (3) perfection 4. purity 5. (4) suffix for ship names
鳳翔(ほうしょう)は日本海軍の砲艦。長州藩がイギリスに発注したが、日本に回航後に明治政府に献納された。排水量300トン強の小型砲艦ながら初期の日本海軍の貴重な戦力となった。 艦名は「鳳が翅を伸ばして上空を飛び舞う」〔『日本海軍艦船名考』、p. 29。〕こと。 ==艦歴== 本艦は前述の通り長州藩がイギリス人カラバに依頼しイギリス・アバディーンで建造された砲艦。木造船体で3檣バーク型だった。明治2年(1869年)に日本に到着し「鳳翔丸」と命名、戊辰戦争の支援のため品川沖に回航されたが戦闘には参加しなかった。整備の後、明治4年5月18日(1871年7月4日)に新政府に献納された。 以上は『日本特務艦船史』によったが、『日本海軍史 第7巻』によると明治3年6月(1870年7月前後)に山口藩(長州藩)が購入し「鳳翔丸」と命名、翌年5月18日に献納とされている。 献納後は兵部省所管となり明治4年6月8日(1871年7月25日)に鳳翔(艦)〔『聯合艦隊軍艦銘銘伝』p187による。このころの軍艦の正式名称には艦名の後に「艦」がつき、1887年(明治20年)まで「鳳翔」の正式な艦名は「鳳翔艦」。〕と命名され、11月15日(1871年12月26日)に六等艦に定められた。 1874年(明治7年)の佐賀の乱、征台の役に参加、1877年(明治10年)の西南戦争にも参加した。 1881年(明治14年)8月16日に練習艦に指定され、以降は練習艦任務に就いた。1890年(明治23年)8月23日に第一種に定められた。 日清戦争では呉港の警備に就いた(『日本海軍史 第7巻』による)。『日本特務艦船史』によるとこの時は佐世保鎮守府長官の指揮下、長崎港に回航し湾口の警備に就いている。1898年(明治31年)3月21日の類別制定では二等砲艦に類別されたが、翌1899年(明治32年)3月13日に除籍、18日に雑役船に変更された。1906年(明治39年)4月19日に廃船、翌1907年(明治40年)4月9日に売却された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鳳翔 (砲艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|