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鳴海清隆 ( リダイレクト:スパイラル 〜推理の絆〜の登場人物 ) : ウィキペディア日本語版
スパイラル 〜推理の絆〜の登場人物

スパイラル〜推理の絆〜の登場人物(スパイラル すいりのきずなのとうじょうじんぶつ)では、原作を城平京、作画を水野英多が担当する漫画スパイラル 〜推理の絆〜』、それを原作としたドラマCD・アニメ・小説の登場人物について説明する。外伝漫画『スパイラル・アライヴ』のみの登場人物は該当記事を参照。
名前右の声優には、アニメ及びドラマCD『LIFE IS SPIRAL(ライフ・イズ・スパイラル)それさえも貴き日々で』においてそのキャラを演じた声優の名前を表記(いない場合は空白)。
さらにドラマCD『コミックCDコレクション スパイラル 〜推理の絆〜もうパズルなんて解かない』にも登場したキャラは"/"の後に続けて表記する。本文に関しては、特に記述が無い限り登場する各作品の時間軸での設定とする。
多くのキャラクターは、チェスのように、役割を決められ、同じ盤面上に対となる人間が存在する。
== 神の駒 ==
鳴海清隆や鳴海歩も、「神(もしくは、破壊神)」と比喩されるが、ここでのとは、チェスの打ち手となる造物主のうちの一体。
; 鳴海 歩(なるみ あゆむ)
: - 鈴村健一 / 石田彰
: 本編の主人公。誕生日は、12月1日のいて座で、AB型(ドラマCDより)。かなりの偏差値である私立月臣学園高等部に家から近く無理せずに入れる学校ということで学園の評判自体を知らずに入学し、現在は1年生の16歳。事件に頻繁に巻き込まれるために、また、ひよのが向こうからやってくるために、放課後はひよのと一緒にいることが多く、いつの間にか新聞部の部員にされている。
: 義姉のまどかと高級マンションで二人で生活している。長めの茶髪の髪の毛と耳のピアスが特徴。生活適応能力も高く、家事全般は彼が請け負っている(まどかは家事が壊滅的に苦手であるということもある)。趣味は料理でかなりの腕前。他にも推理力・判断力・洞察眼に優れており、学力や運動もそれなりに優秀であるが、協調性がないためや校内の事件にたびたび巻き込まれていることからクラスメイトからは距離を置かれている。家事全般をやっているせいか言動も所帯染みたことが多く、また、かなりのお人好しでもある。
: 容姿に関しては、兄と同様に整った顔立ちをしている。また、女性に関しては興味が無いというわけではないが、ひよののアプローチも無視あるいは気づかずにいる。実はまだ初恋を引きずっており、タイプの女性であってもなびくことはない。ちなみに、小説版ではゲストヒロインに好意を寄せられることが数度あったが、持ち前の鈍感さでそれをスルーしている。初恋を振り切った後、火澄との学校生活で校内での誤解が解けたため(実はこのときわかったことだが、誤解の原因は黒い噂が絶えない新聞部とその部長であるひよのとよく一緒にいるためであった)、数人の女子に告白されているが断っている(ひよのとの関係を聞かれるが、それはないとも否定している)。
: あらゆる事に神がかり的な才能を持った兄と酷似しており、そして、それだけのことで自分の才能をはるかに上回る清隆に小さい頃からあらゆるものを奪われてきたために、諦観し絶望している。その象徴とも言うべきものが、ピアノとまどかである。ピアノは小さい頃に独学で覚え、権威ある批評家に「天使の指先」と称えさせるほどであったが、実は兄が小さい頃に音楽界の神話とも言われたほどであることを知り、自分では絶対に到達できない演奏をした清隆が「これが人を感動させられる音楽か?」と否定したことで、歩はピアノを止めた。まどかは、清隆の妻であり歩からすれば義理の姉であるが、実は、歩の初恋の人である。出会った当初に彼女に惹かれていたが、この時すでに歩は自分と清隆が好きになるものまで一緒であるということを理解していたために、清隆とまどかが親密になっていく姿を一番間近で見ていても、初めから失われたものを手にすることはできないと諦めていた。しかし、兄の妻となってもまどかは歩にとって最も大切なものであり、側にいられるだけでいいと思っており、ピアノもまた兄に奪われた最も辛い記憶の呼び水になるとわかっていても、最も自分がのめり込んだものであるためにまったく止められずにいる。余談だが、小説の4巻に登場して小日向くるみ(後述)と面識を得て、その後、清隆の采配で捜査解決の助手も手がけるが、初対面のまどかやくるみに対して、常に小学生ならざる敬語を使用し続けていた。後年の結崎ひよの(後述)や明らかな年長者に対しての粗雑な言葉遣いとは一線を画す。この変化について指摘されたことはない。
: アナフィラキシー・ショックアレルギー持ちで、スズメバチに刺されると死に至る(歩の両親も知らないこのことを香介に教えたのは清隆である)。
: 当初は「うるさい奴」程度の認識しかなかったひよのだったが(学年的に先輩であるが、初対面のことや彼女が敬語であること、彼女の年下に見えてしまう容姿から基本的に「あんた」呼ばわりで、最終巻では真偽は定かではないが名前を忘れていたとさえ言っている)、彼女の精神的な強さと、どんな時も自分を信じてくれていることを受け、次第に大きな信頼を寄せるようになる。
: 実は清隆の「遺伝子的に同一人物」つまりクローンで、ただの弟ではなく「年齢に2桁もの差がある双子のテストボディ」であり、彼は母親によって清隆の身体にとって何が悪いのかを知るため、そして、最終的には、清隆が怪我をした際にはその部位を歩の身体から移植するために作られた存在であった。つまり、歩はただ似ているということで清隆からあらゆるものを奪われてきたが、そもそも生みだされた理由からして清隆に奪われることを運命づけられた存在であった。また、おそらく世界最初の人間のクローンであるために、寿命が極端に短く、二十歳になるまで生きられない身体である。
: 物語当初はあくまで偶然に巻き込まれる形で「ブレードチルドレン」の影がちらつく事件を解決していたが、清隆と似ている存在、つまり「神と似て非なる存在」として、浅月や理緒といったブレードチルドレンたちに狙われるようになり、ひよのに後押しされながら(むしろ、突き飛ばされているようでもあるが)、嫌々ながら前を向いて向き合っていく。
: 理緒および浅月との命をかけた知略戦、圧倒的な戦闘能力を持つカノン・ヒルベルトとの校内銃撃戦、まどかとの精神的な離別、もう一つの要素である歩と対をなす存在である火澄の登場、カノンの死とすべての真実を知った上での火澄との離別を経て、最後に「神」であり自分の「オリジナル」である清隆との対決をし、絶望の中で希望となるための選択をした。
: 最終的に不完全なクローンであることの代償である身体の崩壊が始まっており、ひよのがお見舞いに来たときはベッドの上であり、腕も左腕は動かなくなっている(目が見えなくなることもあると発言している)。そしてひよのに曲を弾いている所で物語が終わる。
:;『スパイラル・アライヴ』の鳴海歩
:: 最終話に少しだけ登場。初登場時は部屋の片付けをしていた(清隆とまどかの自宅である可能性がある)ときに清隆から「ブレード・チルドレンの謎を追う」という連絡を受けた(その後、まどかに連絡している)。
:
; 鳴海 清隆(なるみ きよたか)
: 声 - 井上和彦
: 鳴海歩の兄。かつて警視庁に所属しており、ノンキャリアながら二十代で警部の地位まで上り詰め、名探偵と呼ばれるほどの人物。あらゆる事に驚異的な才能を持った、まさに「神」というべき存在。ピアノで世界を回っていた頃の金を元手に先物取引で大儲けしているために、五十年は遊んで暮らせる財産をもっており、現在、まどかと歩が住んでいる高級マンションは一括払いで、クレジットカードはプラチナである。本編の時点で年齢は33歳前後〔小説『外伝小説 名探偵 鳴海清隆〜小日向くるみの挑戦〜』の時点(本編から4年前)で「もうすぐ29歳」とされているため。〕。
: 10代の頃は、自身の力を試すためにピアニストをしていたが、ドイツでの最後の公演にあたり、「ここは私の場所ではないようです」と言い放った後、鍵盤のふたで5本の指を叩き折り、自らピアニスト生命を断った過去を持つ(とは言え、その後も歩を感動させるほどの、あるいは絶望させるほどの演奏をして見せた)。
: 成人した時に、自らの使命(自身の対極となる「悪魔」ミズシロ・ヤイバを殺害し、その影に至るまでを徹底排除する「破壊神」となること)を悟る。そしてそれを忠実に実行し、自らが決して果たすことのできない使命(ヤイバの弟ミズシロ・火澄を抹殺すること)を歩に果たさせるべく失踪し、秘密裏に行動を続けてきた。また、存続することで世界に多大な影響力を残してしまう自身の消滅をも望み、その役目も歩に果たさせようとしていた。かつてはこれと相反する望み(誰から見ても絶望的な状況にあっても尚、希望を捨てない人間の登場)を持っていたが、そんな人間は登場せず、結果的に全てをゼロへと変える運命を選ばざるを得なくなった。
: 物語の黒幕的存在であり、ブレードチルドレン、歩と火澄のことをすべて知りながら、歩に自分を殺させるという、それだけのためだけにすべてを仕組み、終盤で歩と対峙して自身を殺させようとするが、すべてを理解した上での歩の選択によって死ぬことはできなかった。歩と別れた後に試しに拳銃自殺を図るも、やはり不発で失敗した。
: 最終的に、歩の提案により、ブレードチルドレン問題や火澄と歩の身体のことなど多くの仕事をやらされている。
: ちなみに先天性無精子症であり、これは彼の生みだされた理由からヤイバのように世界の異端である存在を生みだすことのないため考えてみれば当たり前のことであると清隆は語っている。
: 歩がまどかを好きであることを知っており、ブレードチルドレン関係の人間に言いふらしていた。また、ドラマCD(それさえも貴き日々の中で)や、小説版(幸福の終わり、終わりの幸福)ではそれを知った上で歩を利用したりおちょくったりしている様子がある。また、歩が絶望するように育てたのも彼である。
: 普段の性格は歩とは異なり面倒くさがり屋。また、三枚目を演じている(ピアニスト引退後に性格を変えたような記述がある)ようで、小説『名探偵 鳴海清隆〜小日向くるみの挑戦〜』ではいつもふざけて部下である羽丘まどか(後の鳴海まどか)にドつきまわされている。妻・鳴海まどかのことを利用してはいたが、同時に愛してもいたようで、失踪中は、彼女の写真を見てはため息をついていたようである。
: 清隆は歩の思考回路や嗜好を完全に把握している上でまどかを選んだことから、彼にとってもまどかは特別な女性と考えられる。
: 小説『名探偵 鳴海清隆〜小日向くるみの挑戦〜』では主人公を務め、「現場を見ただけでほぼ事件の概要が分かる」という人間離れした推理力を持つ。そのときのあだ名は「警視庁の名探偵」。
: 本編では容姿が殆ど明かされていなかったが、終盤で明らかになる。髪型は外伝を含め基本的に長めのストレートヘアーで共通しているが、歩との対決時のみ髪型を変えており、後ろで髪を縛っている。本編単行本最終巻のあとがきでは歩と同年齢程度の容姿で描かれており、そちらはより歩に似た容姿となっている。
:; 『スパイラル・アライヴ』での鳴海清隆
:: 香介と亮子に、それぞれオルゴール連続殺人の始末を依頼する。『〜推理の絆〜』の最後に素顔が明らかになったため、連載が再開された第七話にはきちんと顔が出ている。
:: 雨苗家の事件の真実を知る唯一の存在。
:: 高町亮子はスパイラル・アライヴ2巻で清隆を「警視庁の名探偵」、「神と呼ばれる者」、「ブレード・チルドレンを裁く者」などと呼んでいる。
:: 清隆がこうした行動に出ているのは、斉木に「何でも知っててそれで人生楽しいか?」と聞かれたときに、「勿論、さっぱり楽しくないぞ。だから、少しでも楽しくなるようにこうして動いている」と答えている(つまり、自分の人生が楽しくなるように動いているとのこと)。
:: 香介に仕掛けた盗聴器で「ミカナギファイル」の情報を得ているが、「命を粗末に扱わせない」という理由でこの事実を伏せている。
:
; 結崎 ひよの(ゆいざき ひよの)
: 声 - 浅野真澄 / 川澄綾子
: 本編のヒロイン。歩と同じ月臣学園に通う高校2年生で、新聞部部長(ただし、本人は入部届けを出していないため、部員は鳴海歩だけ)。肩にかかったゆるゆるの大きなお下げ髪が特徴。天真爛漫で礼儀正しく、行動力・精神力・情報収集力を兼ねそなえている。調べようと思えば調べられない情報は無いという、類稀なる情報収集・処理能力を持ち、集めた膨大な情報の大半を元に、本人曰く「カワイイお願い」(脅迫)や人捜し等を有料で行っているなど腹黒い所も。その情報は在学生の個人情報(スリーサイズ等の身体測定データも)、定期考査の結果・好きな人等の学内情報はもとより、警察の捜査資料といった非公開の内部機密文書まで様々である。
: 一応歩より1学年先輩であるにもかかわらず、見た目は歩と同級生か年下くらい(つまり中学生に見える)で、歩を「鳴海さん」とさん付けしている事などから、歩から年長者扱いされておらず、一貫して「あんた」呼ばわりされている(名前で呼ばれたことは一度もなく、名前すら忘れられていたようだ)。しかし、人とのコミュニケーションが下手な歩が家族以外で唯一頼れる存在でもある。性格は活発なおてんば少女あるが、敵にまわすと最強の敵になる怖い女性。歩の事が好きのようだが、無視され続けている。暴力は嫌いだが、カノンの手刀をかわし反撃するなど、その実力は底知れない。
: カノン・ヒルベルトとの校内戦では、最終的に猫耳でカノンに詰めの一撃として麻酔銃を撃ち込むが、その前では後ろ向きな歩を殴って前を向かせ、歩に作戦を立てさせるための時間稼ぎのためにリストカットをしてカノンの足止めをするなど、歩のことを信頼して後押ししている。彼女は、歩の可能性を信じており、どのような絶望的な状況にあっても、彼の力を最後まで信じ通した。
: 実は「結崎ひよの」という人間は最初からこの世に存在しておらず、鳴海清隆によって用意された「切り札」であり、彼女が月臣学園に潜入するための偽名に過ぎなかった。なお、入学試験は他の学生と同様のものを受けたらしく、スパイラル・アライヴでは参考書を選ぶ姿が見られる。実年齢は不明〔スパイラル・アライヴでの参考書購入の際の発言から、この時点で高校を卒業している(つまり本編の時点で少なくとも20歳以上)と考えられる。また、本編では海外で任務を行っているらしい。〕で、本名も劇中で明かされることはなかった。ただし、歩に対する想いは本物だったようで、歩と清隆の決着の後に「あんた」から「あなた」と呼び方を変えられ(ただし、その後すぐ「あんた」に戻る)、握手をして歩と別れた直後は思わず涙を流していた。また、「結崎ひよの」としての性格は本来の性格と大差ないようである。
: 清隆を否定しており、カーニバル中香介達に「…ちょっと腹を立ててるだけです 神様気どりでみなさんを躍らせてる人に」と言っており、2年後には歩を見舞いに来た清隆に「あなたなんかだいっきらいです」と言った〔清隆はこの台詞に対し「ありがとう」と言っている。〕。
: なお、アニメ版にこの設定がどれほど反映されているかは不明(原作に登場しなかった自宅のシーンがあるが、家族は登場しない)。口癖は「企業秘密です」。一応高校2年生でありながら、バックプリントの下着をつけている(それを歩に見られているが、まどかの下着をいつも洗濯している歩はまったく動じる様子がなかった)。
:; 『スパイラル・アライヴ』の結崎ひよの
:: 謎の美少女占い師(伊万里曰く顔を隠していては美少女かどうかわからない)と名乗って伊万里の前に現れる。伊万里に雨苗の居場所を教えた。
:: だが、顔を出しても伊万里に「それほどでもない」と一蹴されてしまった。
:: その他にも伊万里に自分の自転車を貸したこともある(自転車の名前はハヤブサ号)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スパイラル 〜推理の絆〜の登場人物」の詳細全文を読む




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