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稲荷山古墳(いなりやまこふん)は、滋賀県高島市鴨にある前方後円墳。「鴨稲荷山古墳」とも。滋賀県指定史跡に指定されている。 6世紀前半の築造とされる。刳抜式の家形石棺とともに多数の豪華副葬品が出土したことで知られる。 == 概要 == 高島平野中央部、鴨川右岸にある古墳である。明治35年(1902年)の県道改修工事に伴って発見され家形石棺が掘り出されたが、現在は墳丘は完全に失われている。本来は南に前方部を向ける墳丘長約50メートルほどの前方後円墳であったと推定される。大正12年(1923年)に初めて本格的な調査が行われた。 家形石棺は後円部から掘り出されたもので、凝灰岩製の刳抜式石棺である〔。発見当時には、長さ9メートル・幅約1.8メートル・高さ約1.8メートルの石室内にあったとされる〔。棺内からは冠・沓など多くの豪華な副葬品が見つかった〔。現在これらの副葬品は東京国立博物館に保存されており、石棺は現地の覆屋内で保存されている。 古墳の築造時期は6世紀前半と位置づけられている〔。当地で生まれたとされる継体天皇(第26代)を支えた三尾君(三尾氏)首長の墓であると推定されるとともに〔、出土した副葬品から朝鮮半島との強い交流が見られる古墳である。 1964年(昭和39年)8月19日に「稲荷山古墳」として滋賀県指定史跡に指定された〔現地説明板。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「稲荷山古墳 (高島市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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