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鵜戸口哲尚(うどぐち てつひさ、うどぐちてっしょう〔本多勝一編『虐殺と報道』より。〕、うどぐち てつなお〔『現代の眼』1981年2月号、カンプチア-ベトナム戦争と「大虐殺」問題より。〕)は、日本の翻訳家、著述家〔『新訂 現代日本人名録2002』日外アソシエーツ編より。〕、東南アジア問題研究家〔『現代の眼』1980年4月刊、「ミット・ボナー氏の原稿を読んで」より。〕である。本名は藤田徹雄(ふじた てつお)〔『人民新聞 編集一言』2005年1月4日更新より。〕。 ==人物・来歴== 高校在学中から商業雑誌で書き始め、1970年代には精神障害者問題、東ティモール・カンボジア問題、1980年代にはエイズ問題などの政治運動に取り組んだ。 代表的論文に、「資本主義の"化身(アブアタール)"としての"狂人"--二重の偏見と差別の中で」、「東チモールの独立と革命」、「東南アジアにおける共産主義の生成と展開」があり、文学関係では「ヘンリー・ミラー論」、「埴谷的文体の起源」など、編訳書には、『カンボジアの悲劇』、『カンボジアはどうなる』などがある。 翻訳活動よりほか、評論においては、時事問題や文芸批評に留まらず、映画の批評も手掛けた〔 パンク、ハリウッドを行く、オールドパンク、哄笑する訳者紹介。〕。 日本読書新聞紙上で、朝日新聞記者井川一久、芝田進午を攻撃。鵜戸口が『カンボジアの悲劇』で「ベトナム戦争におけるアメリカ帝国主義の犯罪を厳しく告発した人々が、カンボジアにおけるアメリカ帝国主義のエコジェノサイドとも言うべきものを殆ど告発せず、ポル=ポト政権の人権抑圧批判に血道を上げているのは、アメリカ帝国主義の犯罪性を隠蔽する努力ととられても仕方がないことだけは警告しておく」と書いた時、念頭にあったのは、本多勝一・井川一久といったジャーナリストと日本共産党に属する人々、中村梧郎、石川文洋らフォト=ルポタージュだったという。 後に当時の論争を振り返って、本多勝一を、“ポレミック・ダンディー気取り”と辛辣な苦言を呈した。『虐殺と報道』において、井川一久は主役ではなく美人局であり、本命は、とぼけた顔して楚々と振る舞う本多勝一だという。〔『人民新聞』1998年4月15日〕。 企画集団澪標を旗揚げした〔『雲遊天下12』p123より。〕。 新左翼新聞である「人民新聞」においても、彼の時事評論が多数。常に現場の最前線で戦う、闘志あふれる物言いの評論である。 主な人民新聞の記事に、「グローバリズムとポストモダン」「オウムの見た夢、酒鬼薔薇の見た夢―トラウマから見たバブルの正体」「日朝友好の隘路の突破に向けて ~再び、拉致問題に寄せて~」「大人と子供の今」「アメリカ国家の犯罪とアメリカ市民の闘い 我々がアメリカ国家と闘わねばならない理由」などがある。 雲遊天下30では、17歳で自殺した18世紀のイギリスの詩人・トーマス・チャタートンを全面的に紹介している。トーマス・チャタートンを紹介するのは、日本の雑誌では異色の出来事である〔『雲遊天下30』p136の(む)の記述による。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鵜戸口哲尚」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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