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鵬、鳳(ほう/おおとり、Peng)は、中国に伝わる伝説の鳥。その体の大きさから、大鵬/大鳳(たいほう、Dapeng)とも呼ばれる。 == 概要 == 『荘子』逍遥遊篇では、鵬が次のように描かれている。北の果てにある海に棲む「鯤(こん)」と呼ばれる体が数千里にも及ぶ巨大な魚が、これもまた背が数千里にも及ぶ巨大な鳥「鵬」と化す。鵬は天を覆う雲のような翼を広げ、荒れ狂う嵐に乗って、南の果ての海すなわち天の池へと向かう。そのときには、九万里(古代中語の一里は約400m。この場合は遥か彼方までという意であろう)上空まで飛び上がって舞う。 清代の小説『続子不語』によれば、鵬の羽根は10戸以上の家の上を覆いつくすほどで、この巨大な羽や糞が家を壊し、人命を奪うことすらあるという。日食は鵬が上空を通過するために起こるという説もある。こうした鵬の姿は、熱帯のモンスーンを象徴化、神話化したものとも見られている。 鵬は、『西遊記』や『封神演義』など、数々の中国小説にも登場している。西遊記に登場する雲程万里鵬は、「一飛び」で九万里を飛ぶという。 1879年には日本の愛知県安城市三河安城で、全長8尺(約2.4メートル)、片翼のみで9尺5寸(約2.9メートル)もある巨大な鳥が撃ち落とされ、当時の『安都満新聞』で鵬の捕獲例として報道されたことがあるが、この正体はアホウドリとする説もある。 また、その壮大なイメージから、大鵬は力士の四股名としても用いられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鵬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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