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鶴丸(つるまる)は、平安時代の刀工・国永作の日本刀(太刀)。名物のひとつ。現在は皇室御物となっている。 図録等での名称は「太刀 銘国永(名物鶴丸)」(たち めい くになが(めいぶつつるまる)〔2009年の『御即位20年記念特別展 皇室の名宝』(東京国立博物館)にこの名称で出品された〕。 == 概要 == 刃長2尺5寸9分半(78.63cm)。細身、小峰で、反りの高い優美な立ち姿を示す。 鍛えは、地鉄が精美な小板目肌がよく約(つ)み、地沸(じにえ)がついて細かな地景(ちけい)が入る。刃文は直刃(すぐは)調に小乱れ、小丁子交じり、足、葉(よう)が入って、匂口(においくち)の冴えた作風〔(東京国立博物館、2009)、p.203〕。茎の形状は特徴的な雉子股茎である。 「鶴丸」の号の由来は、かつて刀身が収められていた太刀拵に蒔絵で鶴の紋様が施されていたことによる、と伝えられるが、この太刀拵は現存しておらず、享保名物帳ではその由来については「古き拵へ傳来の書付にも出る鶴丸と云仔細不知」と記載されており、現在でも由来の詳細については不明である。 鎌倉幕府が神社へと奉納する太刀には鶴丸の紋を入れることが恒例になっていたことを踏まえて、安達氏から北条氏へと渡り、その没後にどこかの神社に奉納され、その時に鶴丸の紋を入れられたことが由来となったとする説もある。 伊達家に所有された(後述)際には引両紋入の金具と、同紋の蒔絵を施した鞘の太刀拵が作られてこれに収められ、その後はこの拵と共に後世に伝えられた。 なお、伊達家に所有されるまでの伝来についてはいくつか異なる伝がある他、それらの内容については他の歴史資料と矛盾する点もあり、「鶴丸」という号の由来と併せ、伝来には不明な点が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鶴丸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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