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鶴瓶・新野のぬかるみの世界(つるべ・しんののぬかるみのせかい)は、ラジオ大阪で放送されていた深夜番組。1978年4月9日から1989年10月1日まで、毎週日曜日深夜(月曜日未明)0:00-2:30頃(終了時刻は不定)に放送された。 == 概要 == 笑福亭鶴瓶と新野新がパーソナリティを務めた。ディレクターは岩本重義で、二人からは「ガンさん」または「ガンちゃん」と呼ばれていた〔『ぬかるみの世界 ありがとう、新野先生、鶴瓶さん』209ページ(「ぬかるみ用語の基礎知識」)など参照。〕。岩本ディレクターが鶴瓶のパーソナリティを活かした番組をと企画したもので、鶴瓶は「新野先生をパートナーにしてくれるなら」と言う条件で承諾、新野も快諾してスタートに至った〔『つるべ・新野のぬかるみの世界』(1981年出版)29~30ページ〕。番組タイトルは「ぬかるみは、はまり込んだら抜けられない」という意味があることが由来の一つとされている〔『ぬかるみの世界 ありがとう、新野先生、鶴瓶さん』124ページなど参照。〕。 日曜深夜という時間帯故に、当初はスポンサーが付かず、鶴瓶・新野のうだ話がコマーシャルなしで延々と放送された。スポンサーがないことを逆手にとり、二人はいわゆる世間話をエンターテインメントの域にまで高める。リスナーはぬかる民(ぬかるみん)と呼ばれた〔『ぬかるみの世界 ありがとう、新野先生、鶴瓶さん』216ページ(「ぬかるみ用語の基礎知識」)など参照。〕 。ぬかる民の中には、現・ニッポン放送アナウンサーの上柳昌彦も居り、上柳はニッポン放送入社後に本番組に電話出演したこともあった〔なつかしラジオ大全(三才ブックス)162~164ページ「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」の記事より。〕。番組表では26時30分終了とあったが、その日の気分で番組が延長することも時々あり、『全国縦断ぬかるみ電話』を行った時には3時、4時にまで番組が延長することもあった〔。 「びめこ」(美しいおめこの事)、「ぶめこ」(ブサイクなおめこの事)。関西では女性器を「おめこ」と呼ぶ事から、美人がいるように「おめこ」にも美しさがあるという議論が起こった。美人でも「ぶめこ」な人とか、ブサイクでも「びめこ」な人がいる。美人女優やブサイクなお笑い芸人を話題に、あの女優は、ぶめこっぽいとか・・・論議した〔『おもろうて、やがて哀しきポペコかな 鶴瓶・新野の「ぬかるみの世界」』146ページ(「ぬかるみ語辞典」)など参照。〕。「おじん」(男女の性別を問わず、寡黙な性格を持つ人。)、「おばん」(同じく男女の性別を問わず、陽気な下町的な性格を持つ人。)、「レンコン」(不特定多数の男性と経験のある女性のこと。)、「べにもいるのよ」(儲けていても、結構出て行くお金が多いこと。桂文珍が語源者と言われている。)など様々な流行語を生みだし(この他は#主なぬかるみ語の節を参照)、放送で呼びかけて催された新世界ツアー(1980年5月10日)には5000人以上が集まり、後に新世界パニックと呼ばれる事件になった。しかし新野は「パニックよー」などと喜んでいたふしもある〔『ぬかるみの世界 ありがとう、新野先生、鶴瓶さん』10ページなど参照。〕〔月刊ラジオパラダイス 1988年5月号 20~23ページ『ラジパラレトロ写真館 第4回 ラジオ大阪「ぬかるみの世界」編』〕。 番組内で新野が使っていた「ありぃの」「しいぃの」と言う口癖は、東京へ進出し始めていた吉本興業のお笑いタレントらがタモリの番組などで使い、全国ネットで放送され日本中で認知されるに至った。 「日曜深夜の時間帯を開拓した」という功績が評価され、1981年にギャラクシー賞を受賞している〔。 当番組終了後、1989年10月から1991年まで、新野一人による同様のうだ話番組『新野新のうだのウダ』が同じくラジオ大阪で放送されていた。 番組終了から12年後の2001年、インターネットにおいて「鶴瓶・新野のぬかるみドットコム」と題して会員制で放送が復活されたが、新野の体調不良などの諸般の都合から2004年5月で一時休止した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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