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鶴見川(つるみがわ)は、東京都および神奈川県を流れる川。鶴見川水系の幹川で、一級河川に指定されている。東京都町田市上小山田町の泉を源流とし、神奈川県横浜市鶴見区の河口から東京湾に注ぐ。全長42.5km、流域面積235km²、支川数は10。2005年(平成17年)4月に特定都市河川に指定された。 == 概要 == 鶴見川は、東京都および神奈川県を流れる河川である。その流域は、東京都町田市、神奈川県川崎市、横浜市の3市(2政令指定都市を含む)からなり、一級河川に指定されている〔河川法4条1項、河川法第四条第一項の水系を指定する政令31号。〕〔なお、鶴見川は、旧河川法に基づき、1967年(昭和42年)5月に、建設大臣から一級水系の指定を受けている。〕。流域の形がバクに似ていることから「バクの流域」を愛称とし、しばしばバクが鶴見川流域の河川管理行政においてマスコットとして用いられる。河口から第三京浜道路までの17.4kmは、国土交通省京浜河川事務所の直轄管理区間となっており、第三京浜道路より上流の区間は神奈川県または東京都が管理する〔支川については、矢上川、早渕川、鳥山川の一部が国交省管理区間となっている他は、神奈川県、東京都、横浜市などの管理区間となっている。〕。 流路延長は42,5km、流域面積は235km²。流域内人口は約188万人で、流域内人口密度は全国109水系中第1位の8,000人/km²となっている(いずれも2004年(平成16年))。流域の土地利用は、宅地等の市街地が約85%、森林や農地等が約15%で、市街地化が進んでいる。河川水は、農業用水または工業用水に利用されている。なお、流域の生活用水は流域外から導入されている。流域の下水道普及率は高く、人口増加に伴い、下水処理水の流入も増加している。 流域は、源流域に緑地地域が多く残り、中流域まで高水敷が広がる。中上流域には絶滅危惧種に指定される淡水魚や鳥類、昆虫類も生息し、下流域には汽水性の魚類、エビ・カニ・ウニ類、貝類や海鳥が生息する。国土交通省の調査による河川の区域面積あたりの利用者数は、十勝川に次いで多く、特に散策の利用者は全国で最も多い。中流域の鶴見川サイクリングコースや堤防上の歩道、森永橋付近にある横浜市鶴見川漕艇場など、河川利用を促進する施設も整備されている。 一方、鶴見川は、古くから洪水氾濫を繰り返す暴れ川として恐れられた。流域の市街地化が進んだことで、保水・浸透機能が低下し、大雨による水位の増大が激しくなり、一旦氾濫すると大きな浸水被害が生じる危険性も高まった。このため、全国に先駆けて1979年(昭和54年)から「総合治水対策」に取り組み、2005年(平成17年)4月には全国で初めて、特定都市河川浸水被害対策法3条に基づく、特定都市河川および特定都市河川流域に指定された〔鶴見川を特定都市河川の第1号に指定 、国土交通省河川局、2005年(平成17年)3月24日。〕。 また、例年、国土交通省が発表する河川の水質調査では、ワーストランキングの2位から3位となることが多い。水質は、1960年代から1980年代に比べれば大幅な改善が見られ、環境基準はほぼ達成された。しかし、流域の市街地化は今も続いており、なお大きな課題となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鶴見川」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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