|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 鷹 : [たか] 【名詞】 1. falcon (Falconidae family) 2. hawk ・ 野 : [の] 【名詞】 1. field ・ 型 : [かた] 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type ・ 給 : [きゅう] 1. (n-suf) wage 2. gift ・ 給油 : [きゅうゆ] 1. (n,vs) supply of oil ・ 油 : [あぶら] 【名詞】 1. oil ・ 艦 : [かん] 1. (n,n-suf) warship
鷹野型給油艦(たかのがたきゅうゆかん)は、大日本帝国海軍の給油艦。第二次世界大戦中に同型艦8隻の建造が計画されたが、いずれも中止された。 == 概要 == 「航空機を艦載する給油艦」という、給油艦「速吸」(計画番号V9乙〔「特務艦 一般計画要領書 附現状調査」〕 またはJ33〔#海軍造船技術概要1600頁、「新艦船主要要目一覧表(其の二) 昭和18年9月1日 艦本總二課」の5381号艦型の計画番号。〕)より更に航空機搭載量を増した型(計画番号V9甲〔「特務艦 一般計画要領書 附現状調査」〕 またはJ34〔#海軍造船技術概要1600頁、「新艦船主要要目一覧表(其の二) 昭和18年9月1日 艦本總二課」の5388号艦型の計画番号。〕)として、1942年(昭和17年)度の改マル5計画で8隻の建造が計画された給油艦である。給油艦としての運用以外にも、ミッドウェー海戦で喪失した正規空母の不足を補う補助空母としての運用も想定され、艦上攻撃機「流星」14機の搭載が可能とされた。 基本計画は三菱重工業艦船計画課で行い〔『海軍造船技術概要』870-876頁。〕、 全艦が三菱重工業長崎造船所での建造を予定されていたが、戦局の悪化に伴い1944年(昭和19年)5月5日に全艦が未着工のうちに建造取り止めとなった。 鷹野型は「速吸」と同様にカタパルトによる航空機発進能力は持つが、着艦能力を持たないので発進した航空機は不時着水して搭乗員のみを自艦または僚艦で救助するか、自軍勢力下の陸上基地の滑走路に代替着陸する事となる。この点で英国のCAMシップに類似したものであるが、艦の所属自体は海軍の為、英国の分類では戦闘カタパルト艦に当たるものとなる。 海軍では他に類似した船舶として、TL型戦標油槽船に全通飛行甲板を搭載した特TL型「しまね丸」を完成させているが、殆ど運用することなく空襲で喪失している。特TL型は元々陸軍からの提案で護送船団護衛を想定した護衛空母として改装されたものであるが、前述の通り海軍はこうした空母類似艦船を正規空母の代替となりうる補助戦力として想定していたことや、船団護衛には護衛空母の随伴よりも陸上機による直援が適切とする思想があったことから、特TL型の改装配備にも当初は反対したとされており、結局こうした形態の船舶の輸送船団への配備はほとんど進まないまま終戦を迎えている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鷹野型給油艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|