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鹿島火力発電所(かしまかりょくはつでんしょ)は茨城県神栖市東和田9にある東京電力の石油・天然ガス火力発電所。 == 概要 == 鹿島臨海工業地帯の電源として1971年3月に1号機が運転を開始、6号機までが建設された。5、6号機の出力は国内最大規模の100万kWである。 なお、第二次石油危機の発生を受けて、1979年5月に行われた第3回国際エネルギー機関(IEA)閣僚理事会において、石油火力発電所の新設禁止が盛りこまれた「石炭利用拡大に関するIEA宣言」の採択が行われ、それ以降日本でも原則として石油火力発電所を新設することが出来なくなり、東京電力としては当発電所が最後の石油専焼火力(建設当時)となった。 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震と津波により複数の発電施設が被災し、電力供給力が大幅に低下したため、7号系列が緊急設置電源として新設された〔供給力確保に向けた緊急設置電源の新設について 2011年7月29日 〕。さらに、排熱回収ボイラ、蒸気タービンおよび発電機を追加設置し、高効率コンバインドサイクル発電設備とすることで、恒久的に使用できる電源にする計画が発表された〔鹿島火力発電所ガスタービン発電設備のコンバインドサイクル化について 2012年2月9日 〕〔 東京電力・中央火力事業所〕。 燃料は東京ガスが新たに敷設する高圧ガスパイプライン(都市ガス)を使用、パイプラインは2012年5月12日に完成した〔東京電力鹿島火力発電所へのガス供給を開始 ~高圧ガスパイプライン「鹿島臨海ライン」の建設工事を完了~ 2012年6月29日 東京ガス〕。 2014年6月18日には7号系列全ての発電設備が運転を開始、既存発電設備440万kWと合わせた総出力は566万kWと、火力では富津火力発電所を抜き国内トップの発電量となった〔鹿島火力発電所7号系列第2軸の営業運転開始について 2014年6月18日 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鹿島火力発電所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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