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鹿島踊り、鹿島踊(かしまおどり)とは、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮に端を発し、千葉県、及び神奈川県西部から、静岡県伊豆半島東海岸にかけてを中心に分布する、各神社の例祭において青少年もしくは成人男子達(茨城および千葉の一部地域においては女子・女性達)によって踊られる集団民俗舞踊。歴史的に本来別系統の弥勒踊り、弥勒踊(みろくおどり)と混合・融合しており、これが別称として用いられたり〔浜の漁師、豊作も祈る 来宮神社の鹿島踊(熱海市) - 中日新聞〕〔鹿島踊【カシマオドリ】 - コトバンク〕、両者を別々に看做すとしてもひとまとめで扱われることが多い。千葉県南部(安房地方)周辺ではミノコ踊りとも呼ばれる。 ちなみに、佐賀県鹿島市には、1962年より水害復興祈願ではじめられた「鹿島おどり」があるが、これとは一切関係ない〔「ヤッサ、ヤッサ」真夏の夜の舞 「鹿島おどり」開幕 〕。 ==起源== 鹿島踊りは、その起源について諸説あるものの、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮、あるいはその鹿島地域がその起源に関わっているであろうことは概ね共通認識となっている。「鹿島の事触れ 」が起源であるという説〔鹿島踊り(初木神社例大祭) - 富士急マリンリゾート〕や、伝播している地域の大部分が沿岸部であることから、石材・木材運搬の担い手たちによって広められたという説〔鹿島踊り - 小田原市 〕などがある。春日大社に踊りを奉納したのが起源とされているところもある〔島田鹿島踊り - 島田市〕。伝播・開始時期も、古代から江戸に到るまで、地域・説によって差異がある。ただし、いずれも概ね「疫病退散」(及び「五穀豊穣」)が主たるご利益・祈願である点は共通している。 また、上述したように、鹿島踊りは、弥勒菩薩の下生信仰、とりわけ東の海上から弥勒船がやってくるという民間信仰から発生した弥勒踊りと混合・融合してもおり、純粋に鹿島踊りのみにその起源を求めようとするのには無理がある。 なお、民俗学者の柳田國男は、著書『海上の道』において、これらと沖縄・八重山諸島に存在する類似信仰とのつながりを模索している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鹿島踊り」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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