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鹿沢ダム(かざわダム)は、群馬県吾妻郡嬬恋村大字田代に建設されたダム。高さ18.2メートルのアースダムで、東京電力の発電用ダムである。同社の水力発電所・鹿沢発電所に送水し、最大5,200キロワットの電力を発生する。ダム湖(人造湖)の名は田代湖(たしろこ)という。土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2800選」のひとつ。 ==歴史== 利根川水系においては戦前より東京電燈を始めとする多くの電力会社によって鬼怒川を皮切りに電源開発が進められていった。群馬県内では吾妻川流域が比較的早期より開発されており、鹿沢発電所はその吾妻川の最上流部に位置している。吾妻川・大横川・大沢川より取水した水を一時的に貯水し、下流の鹿沢発電所に送るための調整池として取水口と発電所の中間部、田代地点に建設されたのが鹿沢ダムである。そこは吾妻川左岸(河道外)の段丘の上にある窪地で、かつて四阿山が噴火した際、ここまで溶岩流が達したといわれている。 鹿沢ダム建設工事は1925年(大正15年・昭和元年)より着手し、1926年(昭和2年)に完成した。ダム堤体内部にコンクリートで出来た水を遮る壁(遮水壁)がある。ダム湖を取り囲むかたちを取っているため堤頂長(ダムの長さ)も981.8メートルと非常に長く、一見すると土手に見える部分もダムの一部である。こうした特異性から土木学会により「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2800選」に選ばれている。 鹿沢ダムならびに鹿沢発電所は1939年(昭和14年)に「電力統制法」による電力国家統制策で誕生した日本発送電に接収され、戦後の1951年(昭和26年)、電力事業再編令によって日本発送電が分割されたあと、東京電力に管理が移行され現在に至る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鹿沢ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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