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鹿瀬ダム : ミニ英和和英辞書
鹿瀬ダム[かのせだむ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

鹿 : [しか]
 【名詞】 1. deer 
: [せ]
 【名詞】 1. current 2. torrent 3. rapids 4. shallows 5. shoal 

鹿瀬ダム : ウィキペディア日本語版
鹿瀬ダム[かのせだむ]

鹿瀬ダム(かのせダム)は、新潟県東蒲原郡阿賀町鹿瀬地先、一級水系 阿賀野川本川中流部に建設されたダムである。地元では大字名を採って「角神ダム」(つのがみ)とも呼ばれる。
東北電力によって管理・運用が行われている発電専用ダムで、型式は重力式コンクリートダム、高さは32.6m。歴史的に価値のある土木建造物として土木学会より日本の近代土木遺産2800選に選定されている。
== 沿革 ==
阿賀野川水系は豊富な水量と急流であることから水力発電の好適地として、明治時代より開発が始まった。当初は猪苗代発電所など猪苗代湖を中心とした水力発電が実施されていたが、電力事業の競争激化に伴い全国的にダム式発電所の建設ラッシュが始まるに連れて、阿賀野川水系においても本格的なダム式発電所による水力発電が志向されていった。
当時阿賀野川中流部の電力開発を手掛けていた東信電気株式会社は、中流部の阿賀野川ライン付近を有力な開発地点としてダム建設を計画、大正末期より本格的な工事に取り掛かった。ダムサイトとなる阿賀野川は川幅が広く水量が豊富であり、通常のダム建設では工事の困難が予想された。そこで参考にしたのが大同電力木曽川本川に建設した大井ダム岐阜県恵那市中津川市)である。大井ダムも川幅が広く水量が豊富な地点に建設されていた。このためダム建設を手掛けた大同電力社長・福澤桃介福澤諭吉の養子)は、「半川締切工法」と呼ばれる工法で大井ダムを建設した。これはダムを建設する際に左右何れかより半分ずつ建設する工法で、まず川の流れを左右何れかに偏らせ、川の流れが無くなった地点よりダム本体を建設する。堤体の半分が完成したら今度は川の流れを完成した堤体方面へ向け、ダム堤体に仮の排水路を設けて水を流し、流れが無くなった旧河道に今度はダムを建設する。川幅が広く通常の工法では掘削量が多すぎたり、何らかの理由で仮排水路トンネルが造れないような場合などに採用される工法であり、近年では二風谷ダム沙流川)で採用されている。
鹿瀬ダムは日本で二番目に「半川締切工法」で建設されたダムであり、大河川を締め切って建設された本格的なダムであった。1928年(昭和3年)に完成したが、阿賀野川水系で最初に建設されたコンクリートダムでもあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「鹿瀬ダム」の詳細全文を読む




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