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麻桶の毛(あさおけのけ)は阿波(現在の徳島県)三好郡加茂村に現れたとされる妖怪。徳島の古書『阿州奇事雑話』に記載がある。 == 概要 == 加茂村の彌都比売神社(やつひめ)神社(文献によっては弥都波能売(みつはのめ)神社とも)の神体の麻桶に入れられた毛がその正体であるという〔。 神社に奉られている神の心が穏やかでないときに、その毛が長く伸びて麻桶から出て人を襲いだすという。『阿州奇事雑話』にある伝説によれば、かつて近隣の村を荒らし回っていた山賊が、ある晩に神社の祠に集まって盗品を分配していたところ、気づかぬ内にこの神体の毛が長く伸びて麻桶の蓋を突き上げ、1本の毛が山賊の人数分に裂け、山賊たちを締め上げた。そのまま山賊たちはどうすることもできず、翌朝追っ手に捕えられてしまったという〔。 妖怪漫画家・水木しげるの著書では「麻桶毛(まゆげ)」の題で記載されており、大きな毛の塊のような姿で人を襲う様子が描かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「麻桶の毛」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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