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【名詞】 1. spoiled rice 2. spoilt rice =========================== ・ 黄 : [き] 【名詞】 1. yellow ・ 黄変米 : [おうへんまい] 【名詞】 1. spoiled rice 2. spoilt rice ・ 変 : [へん] 1. (adj-na,n) change 2. incident 3. disturbance 4. strange 5. flat (music) 6. odd 7. peculiar 8. suspicious-looking 9. queer 10. eccentric 1 1. funny 1 ・ 米 : [こめ] 【名詞】 1. uncooked rice
黄変米(おうへんまい)とは、人体に有害な毒素を生成するカビが繁殖して黄色や橙色に変色した米のこと。 主としてペニシリウム属 (''Penicillium'') のカビが原因となる。カビ自体は有害なわけではないが、カビが作り出す生成物が肝機能障害や腎臓障害を引き起こす毒素となる。カビ毒をマイコトキシンと総称するが、総じて高温に強く分解が困難なため加熱殺菌によりカビ自体を死滅させても毒素は無毒化されずに残存してしまう。黄変米はカビの拡散を防ぐためと毒素分解の必要性から高温で焼却して廃棄するのが最善の処理方法である。 == 原因真菌 == * ペニシリウム・シトレオビライデ(''Penicillium citreo-viride''、シトレオビリデと表記される事もある、当初はペニシリウム・トキシカリウムと名付けられていた) * 毒素としてシトレオビリジンという神経毒を生成し、呼吸困難・痙攣を引き起こす。 * ペニシリウム・シトリヌム(''Penicillium citrinum''、シトリナムと表記される事もある) * 毒素としてシトリニンを生成し、腎機能障害・腎臓癌を引き起こす。 * ペニシリウム・イスランディクム(''Penicillium islandicum''、イスランジウム、イスランジクム、イスランジカムと表記される事もある) * 毒素としてシクロクロロチン(イスランジトキシン)、ルテオスカイリン、を生成し、肝機能障害・肝硬変・肝臓癌を引き起こす。 以上の3種が黄変米の原因となる主要なカビである。この他にも黄変米には必ずしも直結しないが、マイコトキシンを生成するペニシリウム属のカビとして以下の物が知られている。 * ペニシリウム・イクパンザム(''Penicillium expansum'') * ペニシリウム・シクロピウム(''Penicillium cyclopium'') * ペニシリウム・パツルム(''Penicillium patulum'') * ペニシリウム・ルグローザム(''Penicillium rugulosum'') * ペニシリウム・ビリディカータム(''Penicillium viridicatum'') 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黄変米」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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