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(n) Yellow Peril =========================== ・ 黄 : [き] 【名詞】 1. yellow ・ 黄禍 : [こうか] (n) Yellow Peril
黄禍論(おうかろん / こうかろん、、)とは、19世紀半ばから20世紀前半にかけてヨーロッパ・北アメリカ・オーストラリアなどの白人国家において現れた、黄色人種脅威論。人種差別の一種である。フランスでは1896年の時点でこの言葉の使用が確認されており、ドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム2世が広めた寓意画『』によって世界に流布した〔飯倉章『黄禍論と日本人――欧米は何を嘲笑し、恐れたのか』中央公論新社〈中公新書2210〉、東京、2013年3月25日発行、58-60頁〕。日清戦争に勝利した日本に対して、ロシア・ドイツ・フランスが自らの三国干渉を正当化するために浴びせた人種差別政策で、続く日露戦争の日本勝利で欧州全体に広まった〔松岡正剛の千夜千冊、2002年12月24日〕。 == 概要 == 主な論者に(「黄禍」)というスローガンを掲げたドイツ帝国の皇帝ヴィルヘルム2世が挙げられる。 古来白人は、モンゴル帝国をはじめとした東方系民族による侵攻に苦しめられてきた。キタイと言う言葉の直接の意味は、10世紀頃に華北にて遼朝を建国した遊牧民族「契丹」を指すが、ロシア語においては(現在も含めた)「中国」を意味し、北方への対外侵略を常としてきた契丹と同一視する事で警戒心・畏怖の意味も込められている〔〕。そのため黄色人種は、モスクワ大公国(後のロシア帝国)においては「タタールのくびき」として、また、西ヨーロッパではアンチキリストがアジアから現れると信じられ、共に恐れられてきた。 近代の黄禍論で対象とされる民族は、主に中国人、日本人である。とくにアメリカ合衆国では1882年に制定された排華移民法、1924年に制定された排日移民法など露骨に反中、反日的な立法に顕われ、影響が論じられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黄禍論」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Yellow Peril 」があります。 スポンサード リンク
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