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『黄金の腕』(''The Man with the Golden Arm'')は、1955年製作・公開、オットー・プレミンジャー監督によるアメリカ映画である。 == 略歴・概要 == 本作は、1950年に第1回全米図書賞を受賞したネルソン・オルグレンの小説『黄金の腕』を原作に、 ウォルター・ニューマン、ルイス・メルツァー、そしてノンクレジットであるがベン・ヘクトが共同執筆した脚本により製作された。製作はオットー・プレミンジャーが主宰する「オットー・プレミンジャー・フィルムズ」で、1955年9月26日にクランクイン、同年11月にクランクアップ、同年12月14日までには完成し、ユナイテッド・アーティスツが同日プレミア上映を行った〔''The Man with the Golden Arm'', Internet Movie Database, 2010年1月24日閲覧。〕。 当初、映画化権を取得したのはジョン・ガーフィールドであったが、麻薬をテーマとする本作は、犯罪映画(フィルム・ノワール)を規制する当時のヘイズ・コードにより映画化は困難であった。1952年5月21日にガーフィールドが死去、プレミンジャーが実現にこぎつけた。作曲家のショーティ・ロジャーズとジャズドラマーのシェリー・マンが、フランク・シナトラ演じるフランキー・マシーンのオーディションシーンに本人役で出演している〔。 本作は、第28回アカデミー賞において、アカデミー主演男優賞にシナトラ、アカデミー作曲賞にエルマー・バーンスタイン、アカデミー美術賞にジョセフ・C・ライトとダレル・シルヴェラがいずれもノミネートされたが、いずれも受賞は逃した〔。 日本では、アメリカでの公開の半年後、1956年5月29日に松竹外画部の配給で公開された〔黄金の腕、キネマ旬報映画データベース、2010年1月24日閲覧。〕。1998年にハピネット・ピクチャーズからDVDが発売されて以降、2000年代に入ってからパブリックドメインDVDとして発売されている。2004年にはカバヤ食品が発売した食玩「水野晴郎シネマ館」の10作のうちの1作としてリリースされた〔。 2003年8月9日、ロカルノ国際映画祭で上映された〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黄金の腕」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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