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黄金比(おうごんひ、)は、 : の比である。近似値は1:1.618、約5:8。 線分を ''a'', ''b'' の長さで 2 つに分割するときに、''a'' : ''b'' = ''b'' : (''a'' + ''b'') が成り立つように分割したときの比 ''a'' : ''b'' のことであり、最も美しい比とされる。貴金属比の1つ(第1貴金属比)。 黄金比において : は、二次方程式 ''x''2 - ''x'' - 1 = 0 の正の解であり、これを黄金数(おうごんすう、)という。しばしばギリシア文字のφ(ファイ)で表されるが、τ(タウ)を用いる場合もある。 : 黄金数には,次のような性質がある。 : : 黄金比は中末比(ちゅうまつひ)や外中比(がいちゅうひ)とも呼ばれる。''a'' : ''b'' = ''b'' : (''a'' + ''b'') が成り立つとき、''a'' を末項(まっこう)、''b'' を中項(ちゅうこう)という。 == 性質 == : 上式を小数の近似値で表示すると、0.618 : 1 ≒ 1 : 1.618 ≒ 1.618 : 2.618 となる。 黄金数は次のような美しい連分数表示をもつ。 : 次のような表示ももつ。 : : : : 三角関数を使うと次のように表すことができる。 : : : : : : : : 指数関数を使うと次のように表すことができる。 : フィボナッチ数列の隣り合う 2 項の比は黄金比に収束する。また、 1, φ, φ2, φ3, φ4, ... という等比数列を考えたとき、1 + φ = φ2 を利用すると :φ = φ, :φ2 = φ + 1, :φ3 = 2φ + 1, :φ4 = 3φ + 2, :φ5 = 5φ + 3, :φ6 = 8φ + 5, :... となり、係数にフィボナッチ数列が出現する。フィボナッチ数列の第 n 項を Fn とすると、φn は次のようになる。 :φn = Fnφ + Fn-1 直径の比が、 : である3つの円が互いに外接する時、その3つの円の全てに外接する円を2つ描くことが出来る。 それらを合わせた5つの円の直径の比は、 : である。 黄金比で長さを分けることを黄金比分割または黄金分割という。 幾何学的には正五角形や五芒星(星形:☆)から容易に得ることができる。正五角形の一辺と対角線の比、五芒星を構成する線分と頂点を結ぶ線分の比は、黄金比となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黄金比」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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