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黒い三連星 : ミニ英和和英辞書
黒い三連星[くろいさんれんせい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くろ]
 【名詞】 1. (1) black 2. (2) dark 
黒い : [くろい]
 【形容詞】 1. (1) black 2. (2) dark 
: [み]
  1. (num) three 
三連 : [さんれん]
 (n) three-stranded
: [むらじ, れん]
 【名詞】 1. party 2. company 3. group 
連星 : [れんせい]
 (n) binary star
: [ほし]
 【名詞】 1. star 

黒い三連星 : ウィキペディア日本語版
黒い三連星[くろいさんれんせい]

黒い三連星(くろいさんれんせい)は、 アニメ機動戦士ガンダム』に登場する架空の部隊の名称。ガイア、オルテガ、マッシュの3人によるモビルスーツパイロットチーム。
== 黒い三連星 ==
正式名称はジオン公国軍のキシリア・ザビ率いる突撃機動軍第7師団第1MS大隊司令部付特務小隊。A・ガイア大尉を中心に、開戦以前の教導機動大隊第2中隊D小隊に在籍していたパイロットが中心となって構成されている。当初はダークシーブルー、あるいはダークグレーで塗装されたMS-05B ザクIを乗機としており、一年戦争に至るまで数回に渡りメンバーチェンジが行われていたが、宇宙世紀0079年に勃発した一年戦争初期のルウム戦役直前よりガイア、オルテガ、マッシュの3人に固定され、正式に部隊が結成された(このときの乗機はMS-06C ザクII )。
彼らはジェットストリームアタックと呼ばれる三位一体の攻撃フォーメーションで、地球連邦軍部隊に攻撃を敢行。連邦軍艦隊の総司令であったレビル中将(当時)の乗る旗艦アナンケを撃破し、脱出を図ろうとするレビルを捕虜にした功績からエースパイロットとしてその名をとどろかせることとなる。また、この功績からMS-06S ザクIIが与えられている。
「黒い三連星」の異名は、このMS-06S以降に彼らの乗機が黒を基調としたパーソナルカラーに塗装されていたことによる〔黒い三連星の乗機のパーソナルカラーが採用された時期については、資料によって記述が異なる。ドム以前の愛機としてザクに搭乗したとするメディアにおける最初の記事は、特撮専門誌『宇宙船』に掲載された模型写真であり、「MS-05をベースとしたMS-06との中間試作型」がそれにあたる。他に紹介されたものも「シーグレーで塗装されたMS-06C」「頭部をMS-05型に換装したMS-06C」「MS-05をベースとしたMS-06との中間試作型」など、どれも独特な物ばかりである。このうち、MS-05-06中間試作型は『HOW TO BUILD GUNDAM』(ホビージャパン・1981)誌上で、模型作例として勝呂国弘が創作した設定である。ゲーム『ギレンの野望』の作画に関わった土器手司の証言によれば、この中間試作型の作例が記憶の片隅に残っていたメカ作画スタッフの提案で「頭部をMS-05型に換装したMS-06C」がセガサターン版のアニメムービーパートの三連星搭乗機として登場する運びになったという。ただ、曖昧な記憶であり、資料確認する手立てもなかったらしく、元ネタとは仕様が異なる。なお、「シーグレーで塗装されたMS-06C」に関しては『MSV』の解説文が初出。これを受けSDガンダムの初期ガシャポンに付属の写真シールでは「第1次量産型ザク(黒い三連星機)」の名前で塩ビ人形を改造した模型作例が発表されている。このシリーズでは他にもMS-06S、MS-06R-1A、そしてヴィジュアル化される機会が極めて少ないグレーで塗装されていた時期のMS-05Bも(スーパーデフォルメ体型ではあるが)再現されている。プラモデル製品「1/144 MS-06RザクII」(バンダイ)付属解説書で小田雅弘が執筆した設定では、MS-05B、MS-06Cまではダークブルー、MS-06Sからドムと同じブラックとパープルになったとされている。〕。
0079年3月、乗機MS-06Sのオーバーホールに伴い、1週間の後方勤務を命令されて古巣の教導機動大隊の特別演習に参加。この際には、動態保存されていた彼らのかつての愛機MS-05Bがブラック&パープルに再塗装され、教官機として用意された〔1/100MG MS-05B ザクI黒い三連星専用機」で設定された〕。その後の彼らはMS-06R-1A 高機動型ザクIIを受領して宇宙で戦績を上げていたが〔他の機体がジオニック本社工廠でロールアウトしたものであったのに対し、彼らのものはグラナダ工廠でロールアウトしたもので、細部の仕様が他と異なっていたという。彼らの場合、武装に特徴があり、一般的なザクマシンガン、ザクバズーカ、ジャイアントバズに加え、独自の形状のバズーカ(ザクバズーカとジャイアントバズの折衷型)、オプション式の弾倉を取り付けたマゼラトップ砲など携帯した姿が確認されている。一説には新型ザク本体と同時に、新装備の試験運用の任を担っていたものとされている。〕、0079年11月には地球のオデッサへ援軍として差し向けられた。地上では高機動型ザクIIが使えないため、重MSドムを与えられた(量産機の正式塗装に、三連星カラーが採用されている)〔キシリア少将が「ドムを回しましたか? 三連星に」「全て臨機応変にな」と発言しており、三連星の急な人事異動に伴う融通的なMS供与であった事が明言されている。配属先がマ・クベの部隊であり、同隊にはランバ・ラルへ供与される予定だった(マ・クベが補給依頼を握りつぶす)ドズル旗下のドムが3機あった事から、同機であった可能性もある(重力戦線に登場したドムの可能性もある。MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』では、月でドムを受領後にザンジバルで一緒に降下した事になっている)〕。同月のオデッサ防衛線において、オデッサの後方撹乱を命じられていたホワイトベース隊と交戦し、ガンダムにジェットストリームアタックを破られ、マッシュが戦死。撤退後の再アタックにおいてガイア、オルテガもガンダムに敗れ全滅している。
開戦前からその能力ゆえ、軍内での立場を優遇されていた彼らは、独自の指揮系統により行動することを許されており(C型に搭乗していたのは、慣熟による連携を重視したため)、彼らは三位一体の攻撃により14隻もの艦船を撃沈していたが、スコアは個人単位では1/3とされて4.6隻となり、ぎりぎり「エース」には届かない計算となる。だが、彼らの結束は固く、あくまでチームひと組の戦果をすべてとしており、その点に関する不満はなかったという〔通常エースの算定は「敵機」の撃墜数で測るが、この時点の連邦軍には航宙機としてセイバーフィッシュ(ゲーム)やフライマンタ(小説。テレビ版では航空機)が存在しているだけであり、そのため「敵艦」の撃沈数で判定するシップス・エースという独自の概念が生まれた。〕。
映画『哀・戦士編』では一度の戦闘で全滅するが、漫画『機動戦士ガンダム0079』では極めて高い戦闘能力を発揮し、マッシュ戦死後のオデッサ戦でガンタンクやガンキャノンを「修理不可能」なまでに破壊。ガンダムの片足を破壊し撃破寸前まで持ち込むものの、ギリギリのところでのアムロの反撃とGファイターの後方からの反撃を受け、一歩及ばずに撃破された。また、同作者の漫画『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』では若者への思いやりを備えた上官としての一面もみせる。
漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、兵卒から叩き上げた士官准士官として登場。ドズル・ザビが指揮するモビルスーツ開発計画においてランバ・ラルとともにテストパイロットとして携わり、宇宙世紀初のモビルスーツ同士の戦闘「雨の海会戦」も彼らとシャア・アズナブルによって行われた。ラルは昇進した彼らに会ったとき、「あの兵隊やくざどもが士官?」と驚いており、過去の素行の悪さがうかがえる。ただ、兵卒あがりであることが一種のコンプレックスでもあるようで、一時一兵卒に降格されながらも功績により早々に再任官されたシャアに対し、(オルテガは特に)ライバル意識を抱いていた。
本作では、ルウムにおける乗機は高機動型ザクIIになっている(ただしジョブ・ジョンがルウム戦役の話をするシーンのイメージカットではMS-05)。また「ジャブロー編」において、中立地帯でアムロたちホワイトベースのクルーと生身で対峙する場面もあった。後にマッシュを失い、「オデッサ編」で再登場した際には8機のドムで編制された部隊となっていた(MSは3機で1個小隊であり、これは定数外の変則的な編制である)。木馬の艦載機(スレッガーのコア・ブースターとセイラのコアファイター)出現の報に勇んで出撃し、撃墜されたセイラの救援に出動したアムロのガンダムと遭遇。復仇の念に燃えて「Wジェットストリームアタック」(ガイアとオルテガを小隊長にした2方向からのジェットストリームアタック)を敢行するが、ニュータイプとして覚醒し始めたアムロの敵ではなく、瞬く間に全機撃破された。
漫画『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』では、レビル将軍の脱出後にその責を負ってグラナダに赴任してきたシン・マツナガ、ランバ・ラルと反目し、3対3の模擬戦を行う。しかし、月を攻撃してきた連邦軍に対しては協力して迎撃戦を行った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「黒い三連星」の詳細全文を読む




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