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『黒い看護婦』(くろいかんごふ)は、森功のノンフィクション書籍。2002年に発覚した福岡県久留米市の女性看護師4人による保険金連続殺人事件(久留米看護師連続保険金殺人事件)の全容を描く。森は『週刊新潮』の編集部員として取材をはじめ、事件発覚から判決までのおよそ2年半を追い、『週刊新潮』および『新潮45』にレポートを掲載。2004年11月、単行本として新潮社から刊行された。 2015年にはテレビドラマ化された。 == 内容 == Y、A、B、Cの4人はかつて同じ看護学校に通っていた〔黒い看護婦―福岡四人組保険金連続殺人― 新潮社、文庫案内〕。一連の出来事は卒業後8年ぶりにYとAが再会したことから始まる。男に騙され、弱っていたAの心に入り込んだYは、政界にも顔が利き、警察をも動かせる“先生”という架空の存在をちらつかせ、自分がその“先生”とのパイプ役を担ってあたかも様々な問題を解決したかのように見せかけ、Aの金銭管理を行うだけでなく、肉体関係を結ぶことにも成功する。以後、AはYと一緒に住み続け、Yやその子供たちの身の回りの世話もすることになる。 Aの実母の金まで手に入れたYは、夫の浮気に悩むB、そして職場で同僚看護婦をいじめた経験のあるCとも再会を果たし、それぞれの問題をでっちあげてはそれを解決するふりをして金銭を騙し取ることに成功。恩を売る形にしたことで彼女たちを自分の思惑通りに動かせるようになると、再び“先生”をもちだしてCの夫の殺害および保険金搾取を企てる。そして4人は医療知識を駆使して睡眠剤や空気を静脈注射することで目的を達し、保険金を得る。成功したことで行動はますますエスカレートし、続いてBの夫の命も同じ方法で奪い、保険金を得たYは久留米市内の高級マンションの最上階にプライベートルームを所有〔し、他の3人にも下の部屋を買わせ、自らを女王のごとく他の3人を従える形となった。 YはAの実母の残りの預金にも目をつける。そして糖尿病を患う彼女に多量のインシュリンを投与する計画をたて、その実行犯にBを指名する。しかし計画に失敗したBはYからの制裁金請求などで思い悩み、伯父に相談。警察に訪れたことをきっかけに一連の事件が次第に明るみになり、4人は逮捕される。生命保険などで手にした金額はすでに2億円にのぼっていた〔。 同僚看護婦から500万円を騙し取った詐欺罪(Y・A)、Cの夫に対する殺害および保険金詐取(Y・A・C)、Bの夫に対する殺害および保険金詐取(4人)による詐欺罪と殺人罪、Aの実母に対する強盗殺人未遂および住居侵入罪(Y・B・C)、Bを脅したことによる脅迫罪(Y・C)で起訴され〔、2010年3月、最高裁判所においてAは無期懲役、Bは懲役17年、主犯のYは死刑の判決が下され確定した。Cは一審の判決公判前〔に子宮がんで病死したため公訴は棄却された。、2016年3月25日に同拘置所にてYの死刑が執行された〔記事名に本書の題材となった事件の死刑囚および同日執行の別事件の死刑囚の実名が使われているため、この箇所をイニシャルおよび伏字とした。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黒い看護婦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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