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黒執事の登場人物(くろしつじのとうじょうじんぶつ)では、枢やなの漫画作品『黒執事』に登場する人物の説明をまとめる。また、それを原作としたテレビアニメ『黒執事』および『黒執事II』に登場する人物のほか、舞台版やゲーム版のみに登場する人物についても記述する。なお、実写映画版の登場人物については黒執事#キャストを参照。 担当声優は、ドラマCD版 / テレビアニメ版の順。「-」は未登場を示す。特記の無い限りテレビアニメ版は第1期・第2期を指すものとし、テレビアニメオリジナル設定は一覧の末尾に表記する。 == 主要人物 == ; セバスチャン・ミカエリス(Sebastian Michaelis) : 声:森川智之 / 小野大輔 : 本作の主人公。ファントムハイヴ家の執事。瞳は紅茶色。黒髪。身長186cm。 : 品位・教養・武術・料理・容姿など、全てにおいて完璧だが、その物腰は柔らかく極めて謙虚。ただ、慇懃な態度のまま毒舌や皮肉を吐くことがあり、主人のシエルにも容赦がない。家事に関して非常に間抜けな使用人トリオに対しても慇懃な態度は崩さないが、度重なる失敗を度々フォローさせられていることから、心の中で暴言を吐いていることがある。猫(猫科の虎も含め)好きで、特に肉球を押すことが好き。 : 正体は悪魔。そのため、人間業では到底不可能なことさえ難なくこなし、人間にとって致命傷な攻撃もものともしない。シエルとは、シエルが復讐を果たすまで彼の手足となり、彼を殺さず守り抜くという契約を結んでおり、左手の甲には黒魔術を示す逆ペンタクルが描かれている。シエルとは主従であるものの、自分たちの関係を呪いと表現している。また今でこそ完璧超人だが、シエルと契約した当初はなかなか要領を得ることができず、シエルに何度もダメ出しを食らっていた。 : 決め台詞は「あくま(悪魔)で 執事ですから」「ファントムハイヴ家の執事たる者 この程度のことが出来なくてどうします?」「御意 ご主人様(イエス マイロード)」。 : 作中では、ファントムハイヴ家で以前飼っていた犬の名前からシエルによって名付けられた。それ以前の名は不明。作者は「セバス」と呼んでいる。 : ケルベロスという名の犬を飼っている設定になっているが、本編には未登場。 : ノアの方舟サーカス編では、入団当初から驚異的な運動能力を発揮して当然ながら注目されていた。また、この時点でウィリアムを嫌っているような素振りを見せる。サーカスでの名前は「ブラック」。ウェストン校で教師として潜入した時は、教え方が上手いと他の生徒たちからは非常に好評だった。 : 原案では七三分けだったが、作者に対して「それ地味じゃない?」という意見が関係者から出たため、髪型をはじめとしたデザインは急遽変更され、連載開始時には現在のセンター分けのセバスチャンとなった。 :; テレビアニメ版 :: 「犬は嫌い」と発言している。第1期最終話では、真の姿(本人曰く「無様で醜悪でえげつない」)を現したが、ヒールのような足元を除いてその姿は黒い影に包まれていた。 :: 第2期では、アロイスとハンナの契約によりシエルが悪魔へ転化させられたことで彼が人間としての魂を失ったため、永遠にその魂を食べられなくなる。さらにシエルの「魂を食らうまで執事として従え」という命令と、バラ迷宮で彼に「お前は永遠に僕の執事だ」という命令に「イエス」と答えていたため、永遠にシエルの執事として仕える運命となる。その後、執事長の証であるピンを家令であるタナカに返上し、シエルと共にファントムハイヴ家を去る。そして決め台詞も、「あくま(悪魔)で執事ですから」から「あくま(悪魔)で悪魔の執事ですから」に変わる。 : ; シエル・ファントムハイヴ(Ciel Phantomhive) : 声:沢城みゆき / 坂本真綾 : もう1人の主人公。通称:坊ちゃん。物語開始時は12歳。身長は明言されていない。ファントムハイヴ伯爵家・現当主の少年。1875年12月14日生まれ。舞台版ではスコーン(お菓子)で表現されるほど身長が低く、体重が軽い。 : 幼くして広大な領地を治め、玩具・製菓メーカー「ファントム社」の社長を務める天才実業家。 : 我侭かつ傲慢で冷静沈着で、セバスチャンですら心の中で「クソガキ」呼ばわりする程。しかし押しに弱い面もあり、周りにペースを乱されることもある。周りに翻弄されたり騒ぎに巻き込まれたりと溜息をつきつつも、結局は容認する苦労人な一面を持つが、その信条の基本中の基本である「逆境に屈せず誇り高く生きる姿勢」は、セバスチャンに強く一目置かれている。 : 歳の割に大人びている反面、午後のティータイムのおやつは欠かさず、セバスチャンが来客のために用意した『暴れん坊伯爵』型のチョコレートを摘み食いするなどの甘党ぶりを見せる。辛いものはあまり好まない。フランス語が話せる。昔から身体が弱く、喘息持ち。猫アレルギーでもある。 : 人付き合いを好まないため、「社交界にも滅多に姿を見せないレアキャラ」と劉に称されており、さらにセバスチャンに「壊滅的」と言わしめるほどに社交ダンスが苦手である。ノアの方舟サーカス編では、セバスチャンの協力を得てサーカスへ入団。「スマイル」という名を付けられ、従僕となったスネークからは現在でも「スマイル」と呼ばれている。 : 瞳は青碧色だったが、自らの魂を対価としてセバスチャンと契約した後、右目のみアメジスト色のオッドアイになる。容姿は母親似の女性顔で、髪は父親譲りの美少年。ドルイット子爵に近づく任務の際、正体を隠すために嫌々ながらも女装の提案を受け入れる。その際には子爵から「駒鳥」と評される可憐さを醸し出した。 : 代々、イギリスに違法の麻薬を持ち込むマフィアの始末など、女王(英国王家)のためにイギリスの裏社会の管理や汚れ仕事を請け負っているため、悪の貴族、女王の番犬、裏社会の秩序などの通り名を持つ。一族としての覚悟は相当で、その覚悟はセバスチャンの興味の対象となっている。自分の行っていることは罪であり許されないことだと自負しており、そのため人を殺したことを大義のためというP4には「人を殺しておいて何を言っている」とその正義を否定していた。他人を見捨てることができる冷酷さを持つが、極力人命を生かそうとする意志もあり、周囲からはまだ甘さがあると言われることもある。 : 3年前、何者か(テレビアニメ版ではアンジェラ/アッシュ)に両親を惨殺され、狂気じみた団体へ売り飛ばされた。以降1か月はその団体の黒ミサの生贄の1人として監禁され、背中へ焼印を押されるなど地獄のような日々を送る。双子の兄弟(作中で明言されてはいない)が生贄となった際に召喚されたセバスチャンと契約を交わし、団体から脱出した以降は彼を執事として仕えさせている。普段は眼帯で覆われている右目に、セバスチャンの左手にあるものと同じ模様の逆ペンタクルがある。 : 許嫁のエリザベスに翻弄されて鬱陶しく思うものの、彼女には思い入れを持っており、可能な限りは陰ながら支えてやりたいと思っている。 :; テレビアニメ版 :: アンジェラへの復讐を遂げた後、契約通り魂をセバスチャンに渡して死ぬはずだった。しかし、アンジェラとの戦いの直後にクロードに魂を一時的に横取りされていたため、復讐に関する記憶を失ったまま生存していた。その後、アロイスの記憶を上書きされたことで記憶を取り戻すも、アロイスとハンナの契約に巻き込まれる形で悪魔に転生し、人間としての魂を永遠に失う〔爪もセバスチャン同様全て黒くなり、瞳の色も赤に変わった。〕。人間として生きられなくなったことで近縁の者に別れを告げ、セバスチャンと共に屋敷を去った(1889年8月26日に人間としての生を終えたことになっている。享年13)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黒執事の登場人物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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