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黒川 博行(くろかわ ひろゆき、1949年3月4日 - )は、日本の小説家・推理作家。愛媛県今治市生まれ〔直木賞に今治出身・黒川氏 愛媛県人2人目 愛媛新聞 2014年7月17日〕。大阪府羽曳野市在住(2014年現在)〔〔芥川賞 柴崎 友香さん 「春の庭」 直木賞 黒川 博行さん 「破門」 東京新聞 2014年7月18日〕。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。妻は日本画家の黒川雅子。 ==来歴== 1949年、愛媛県今治市に生まれる。6歳の頃〔【BOOK】黒川博行さん“6度目の正直”で直木賞受賞 自身もトラウマ (夕刊フジ、2014年8月16日)〕に大阪に移り住んだため、「大阪人」を自認している〔黒川博行さん 直木賞受賞会見全文 (文藝春秋ウェブサイト)〕。中学校の後輩には柴崎友香がおり〔、後にそれぞれ直木賞と芥川賞を同日に受賞することとなる。京都市立芸術大学美術学部彫刻科に学び、同学部の日本画科に通っていた妻・雅子と23歳で学生結婚する〔いささか私的すぎる取材後記|第32回 雀荘の2人 (みんなのミシママガジン)〕。 大学卒業後、スーパーの社員になるが〔(ひと)黒川博行さん 「破門」で直木賞に決まった 朝日新聞 2014年7月18日〕会社勤めは性に合わず、妻が中学教師になっていたこともあり教員免許を取得、大阪府立高校の美術教師となる〔。 暇つぶしのつもりで小説に手を染め、1983年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれ、翌年同作で小説家デビュー。佳作の次は大賞が獲りたいとより熱心に小説に打ち込むようになり〔、1986年に『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞受賞。この時選考委員を務めていた田辺聖子について「恩人である」と述べている〔田辺聖子『姥勝手』(新潮文庫)解説より。〕。ほどなくして二足のわらじ生活が辛くなり、教師の職を辞して作家専業となる〔。 その後は軽妙な大阪弁が特徴の警察小説やハードボイルド小説で好評を博し、1996年に「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞を受賞するなど作家としての地位を固める。一方で、吉川英治文学新人賞や直木賞の候補に再三挙げられるも落選が続く。特に2001年の第126回直木賞では、北朝鮮を舞台とする異色の力作『国境』が多くの選考委員の支持を集めるも「残念、あと一息」〔阿刀田高の選評による。〕で受賞を逃し、半月の間仕事が手につかなくなるほどのショックを受ける〔。 2004年、大阪府警シリーズを原作とし、舞台を神奈川県に移した2時間ドラマ「刑事吉永誠一 涙の事件簿」シリーズが、船越英一郎主演によりテレビ東京系『水曜ミステリー9』でスタート。水曜ミステリー9史上最高の視聴率を記録する人気作となり、後に連続ドラマ化されている。2011年には『週刊現代』の記事に名誉を傷つけられたとして訴訟を起こし、勝訴している(後述)。 2014年、『破門』で7年ぶりに候補になった第151回直木賞を受賞。選考委員の伊集院静は「圧倒的な支持だった。忍耐力と小説家の魂を作品以外のところで評価した選者がいた」と述べた〔文学賞:芥川賞に柴崎友香さん 直木賞は黒川博行さん 毎日新聞 2014年07月17日〕。候補になること6回目、初めて候補になってから実に18年を経ての栄冠であった。自身落選の経験が多いことから、受賞会見の場では他の候補者を気遣うような発言もあった〔。「もう候補にならないのが一番ありがたい」とも述べている〔楽天ブックス・著者インタビュー 黒川博行さん「破門」 (楽天ウェブサイト)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黒川博行」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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