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黒川能(くろかわのう)とは、山形県の庄内地方に伝わる伝統芸能である。国の重要無形民俗文化財(1976年指定)。 == 概要 == 黒川能は世阿弥が大成した猿楽の流れを汲むが、いずれの能楽の流派にも属さずに独自の伝承を続け、500年ものあいだ受け継がれて来た庄内地方固有の郷土芸能である。奉納神事でもあるため、最初にまず能を演じるにあたり、春日神や氏神などの大神の許しを受けるために神主が祈祷してから能を行う。そのため能役者は玄人の能楽師によるものではなく、囃子方も含めて春日神社の氏子が務めるのが習わしである。 一般に黒川能と呼ばれるのは、山形県東田川郡櫛引町(現・鶴岡市)大字黒川にある、807年に創建された春日神社の「王祗祭」で演じられる能のことを指す〔「年中行事事典」p278 1958年5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版〕が、他にも3月23日の祈年祭、5月8日の例祭、11月23日の新穀感謝祭でも舞われる。また羽黒山上の出羽三山神社で7月15日に、鶴ヶ岡城内の荘内神社でも8月15日にそれぞれ奉納上演される。 王祗祭は2月1日の夜に春日明神の依り代である王祗様を迎え、上・下両座に祭の庭を設けて能が演じられる。翌2日の暁には王祗様が社に帰る宮のぼりという神事があり、夕方から舞台造りの拝殿で両座立ち会いの能が行われる。能の後は豊作祈念の大地踏がある。 使われる衣装類には山形県の有形文化財に指定されている光狩衣・蜀紅の錦といった能衣装は清和天皇の御衣とされ、中には現在で言う能楽の発生初期のものと見られる能面もある。また五流(観世・宝生・金剛・金春・喜多)では既に廃曲となった謡曲や、受け継がれなかった演式も現存している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黒川能」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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