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黒河内 信次（くろこうち しんじ、1872年（明治5年3月） – 1923年（大正12年）2月12日）は、日本の陸軍軍人。基隆要塞司令官を務めた陸軍少将である。 == 生涯 == 旧会津藩藩士黒河内家の出身である〔「黒河内信次君略歴」〕〔『福島誌上県人会』では族籍が平民となっているが、『陸軍現役将校同相当官実役停年名簿』では士族である。〕。鳥羽・伏見の戦いを林権助の砲兵隊に属して戦った〔藤沢正啓『会津藩大砲隊戊辰戦記』（星亮一『鳥羽伏見の砲声』（三修社）所収）〕黒河内権之助の次男〔『福島誌上県人会』「黒河内信次」〕として北海道磯谷郡〔に生まれた。幼年学校を経て士官学校へ進み、5期を卒業。兵科は野戦砲兵で、少尉任官は1894年（明治27年）10月である。黒河内は射撃学校で教育を受け、野戦砲兵第七連隊（弘前）〔陸軍現役将校同相当官実役停年名簿 明治36年7月1日調』〕、野戦砲兵第八連隊（旭川）〔『陸軍現役将校同相当官実役停年名簿 明治31年7月1日調』〕などで勤務。野戦砲兵第七連隊中隊長〔、野戦砲兵第八連隊大隊長、山砲兵第二大隊長、弘前陸軍兵器廠長〔を歴任した。日清、日露両戦役に出征し、金鵄勲章を授与されている。 1912年（大正元年）9月中佐、1916年（大正5年）11月に大佐へ進級〔『陸軍現役将校同相当官実役停年名簿 大正9年9月1日調』〕。野戦砲兵第七連隊長在任中のシベリア出兵では、満州里で居留民保護にあたっている〔『日本陸海軍将官辞典』「黒河内信次」〕。1920年（大正9年）8月に少将へ昇進。基隆要塞司令官として要塞整備などを行った。1922年（大正11年）に待命となり〔、翌年死去。従四位勲三等功四級、稚松会創立会員〔『稚松会会誌』（明治45年12月発行）〕〔陸士同期の稚松会会員に鈴木一馬、奥田重栄、松江豊寿がいる。〕。享年は52である〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「黒河内信次」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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