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黒瀬建設社長銃撃事件(くろせけんせつしゃちょうじゅうげきじけん)とは、2012年1月17日に発生した、建設会社の社長が暴力団の組員に銃撃された事件。 ==概要== 2012年1月17日午前5時半頃、福岡県中間市の黒瀬建設中間支店前の路上で、同社社長(当時53歳)が男に腹や腕を銃撃され、全治約1カ月の重傷を負った〔福岡、建設会社社長撃たれ重傷 路上で2発、男が逃走 共同通信 2012年1月17日〕。男は40歳ぐらいで、黒っぽい服とニット帽にマスク姿をしており、徒歩で逃走した。黒瀬建設は、下請け業者を選定する際にまとめ役となる「名義人」を務め、銃撃された社長は暴力団排除活動に参加していたことから、暴力団による犯行の疑いで捜査が進められてた〔工藤会系組員2人を逮捕 福岡・中間の建設会社社長銃撃事件で 日本経済新聞 2012年12月6日〕。 2012年12月6日、工藤会系組幹部の2人(当時38歳と35歳)が銃撃事件に関与したとして殺人未遂と銃刀法違反の容疑で逮捕された。2人の関係先から押収した衣服に付いた微物のDNA型が38歳の工藤会系組幹部と一致し、押収した衣服は目撃された犯人の着衣に酷似し、銃撃の際に付く硝煙反応も確認された〔銃撃実行は38歳組幹部か 押収着衣とDNA型一致 共同通信 2012年12月26日〕。 事件の前後、2人の工藤会の組織内で昇格していたことが判明しており、工藤会が組織的に関わった疑いがもたれている〔工藤会系幹部2人が組織で昇格 社長銃撃の「恩賞」か 共同通信 2012年12月8日〕。 2012年12月28日に工藤会系組幹部の2人は殺人未遂罪と銃刀法違反(発射罪)の容疑で起訴された〔中間銃撃事件で組幹部2人起訴 殺人未遂など 西日本新聞 2012年12月28日〕。裁判員裁判の対象であったが、暴力団事案であることから、福岡地検は裁判所に対象から外すよう求め、2013年9月9日に福岡地裁は裁判員裁判除外を認めた〔裁判員裁判から除外 福岡地裁小倉支部、社長銃撃巡る公判 日本経済新聞 2013年9月10日〕。 2013年11月15日に福岡地裁は工藤会系組幹部の2人に対して無罪を言い渡した〔工藤会系組幹部2人、銃撃事件で無罪 福岡地裁小倉支部 朝日新聞 2013年11月15日〕。2015年6月29日、福岡高裁は検察の控訴を棄却。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黒瀬建設社長銃撃事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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