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(n) black cat =========================== ・ 黒 : [くろ] 【名詞】 1. (1) black 2. (2) dark ・ 黒猫 : [くろねこ] (n) black cat ・ 猫 : [ねこ] 【名詞】 1. cat
黒猫(くろねこ)とは、全身の大半が黒い毛で覆われているネコの総称。基本的に毛が黒ければ小さな白斑(エンジェルマークと呼ばれる)があっても黒猫と呼ばれる。 迷信とは裏腹に実際の黒猫の性格がおおらかで、甘えん坊で人好きな猫が多いともいわれ(個体差が大きい)〔猫1000匹を調査してわかった「毛の色」と「性格」 ORICON STYLE 〕、猫の愛好者に人気が高い。目の色はグリーン、ヘイゼルだがまれにゴールドも見られることがある。 色々な純血種に黒猫は存在するが、中でもアメリカを原産国とするボンベイの純血種は黒猫のみである。 == 迷信 == 欧米では、かつては不吉の象徴とする迷信があり、魔女狩り等によって黒猫が殺されることがあった。たとえばベルギー・ウェスト=フランデレン州の町イーペルでは「猫の水曜日」に時計台から黒猫を投げ殺す行事を19世紀初頭まで行なっていたという。その傾向は現在も続いており、特にイタリアで顕著だという。イタリアでは、黒猫というだけで年間6万匹もの猫が迷信を信じる市民によって殺害されており、動物愛護団体が署名を募るなどしている。他の欧米諸国でも黒猫は不吉な動物とされる場合があり、黒猫が前を通ると不幸がおこる(これは日本でもよく知られている)、黒猫をまたぐと不幸がおこる、十三日の金曜日に黒猫を見ると不幸がおこるという迷信が一部で語られている。 その一方で、イギリスの一部の地域では幸運の象徴ともされる。前述のイーペルでは3年毎の5月第2日曜日に(=猫のパレード。近年では2009年開催)が行なわれる。黒猫装束の人が多数参加し、教会の塔の窓から投げられた黒猫のぬいぐるみをつかむと幸運になるといわれている〔。 近代以前の日本では「夜でも目が見える」等の理由から、「福猫」として魔除けや幸運、商売繁盛の象徴とされ、黒い招き猫は魔除け厄除けの意味を持つ。江戸時代には、黒猫を飼うと労咳(結核)が治るという迷信のほか、恋煩いにも効験があるとされた〔日本国語大辞典〕。新選組の沖田総司は労咳を患って床に伏せっていた際、この迷信を信じて黒い猫を飼っており、死の間際に斬り殺そうとしたが果たせず、自らの終末を悟ったといわれる〔この話は子母沢寛による創作だとも言われている。〕。小説家、夏目漱石の「吾輩は猫である」の主人公「吾輩」のモデルは、漱石が37歳の時に夏目家に迷い込んで住み着いた野良の黒い猫で、漱石の妻・鏡子から福猫として可愛がられていたという〔『週刊YEARBOOK 日録20世紀』第85号 講談社、1998年、27-29頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黒猫」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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