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『黒猫の駅長さん』(くろねこのえきちょうさん)は、山口悠による日本の4コマ漫画作品。竹書房の『まんがくらぶ』にて、2013年1月号および5-7月号にゲスト掲載後、同年8月号より連載中。 JR野山線の秘境駅・西大川駅には黒猫の駅長さんが住んでいる。そんな地に引っ越してきた少女・佐々木美琴は、家族のことを巡って心に悩みを抱えていた。美琴やその家族と、それを見守る駅長さんとの心の触れ合いを描く。 == 登場人物 == ; 駅長さん : 西大川駅の駅長(非公式かつ自称に近い形)を務める黒猫。実は尻尾を2本持つ化け猫であり〔このことは各話2ページ目に掲載される「定位置ネタ」となっている。〕、人間と会話ができる。 : 普段は無人駅に住み着いた普通の野良猫として振舞っているが、美琴など「普通の人に見えないものが見える」人とは会話をする。口調はやや古風な日本人男性のものに近い。本作は基本的には彼のモノローグで進められる。 : 目は赤色と青色のオッドアイであり、手(前足)の部分だけは手袋を思わせる白い毛色となっている。 : 化け猫になってから長い年月が経っており、本人も「名前は忘れた」と語るほど。戦時中には既に化け猫の姿だったという。美琴の曾祖母の多恵とは知り合いであった。彼女の存命中に西大川駅は無人駅となり、営業終了間際に当時の(本物の)駅長からの口頭での「辞令」により助役から駅長へと昇格した。 : 西大川駅は長らく利用者が無く、駅長業務も「ごっこ」に近いものと自嘲していたが、美琴が引っ越してくるにあたって、掃除や備品の交換など駅の管理業務に精を出している。年長者として美琴の通学や家族の問題を気にかけており、助言をしたり温かく声をかけることもしばしば。 ; 佐々木 美琴 : 第1話で西大川駅の周辺に引っ越してきた少女。金髪の長髪であり、通学時は制服のセーラー服を着て登場する。 : 駅長さんの言う「普通の人に見えないものが見える」人物であり、駅長さんが化け猫であることを一目で見抜いた。以来、通学時以外にもしばしば駅を訪れており、駅長さんに自分の悩みを打ち明けている。 : 通学時は野山線で新水俣駅まで出て、九州新幹線で鹿児島中央駅まで通っている。以前は東京在住だったこともあり、地方の鉄道を利用することには慣れていない様子。 : 母は津波に遭っており、以後は行方不明となっている。災害から1年後になって父が死亡届を提出し、松山と再婚することを認められずにいる。このような経緯があり、父や松山との関係は微妙なものとなっている。 ; 橘さん : 美琴の家の家事手伝いをしている女性。古風なメイドの姿をしており、駅にもその姿で現れる。 : 駅長さんが化け猫であることは知らないが、人間の言葉を理解することは察知しており、美琴が彼に頼ることを認めている。 ; 松山 里穂 : 美琴の父の再婚相手として現れた女性。海外で仕事をする父の通訳兼秘書を務めている。 : 娘となる美琴のことも優しく気遣っているが、そのことが却って美琴のことを悩ませている一面もある。 ; 佐々木 多恵 : 美琴の曾祖母。生前は西大川駅周辺の集落に住んでおり、駅長さんとも知り合いであった。 : 西大川駅に掛け時計を寄贈した人物でもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黒猫の駅長さん」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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