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黒髪切り : ミニ英和和英辞書
黒髪切り[くろかみ, こくはつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くろ]
 【名詞】 1. (1) black 2. (2) dark 
黒髪 : [くろかみ, こくはつ]
 (n) black hair
: [かみ]
 【名詞】 1. hair 
: [せつ]
  1. (adj-na,n) eager 2. earnest 3. ardent 4. kind 5. keen 6. acute
切り : [きり]
  1. (n,suf,prt) limits 2. end 3. bounds 4. period 5. place to leave off 6. closing sentence 7. all there is 8. only 9. since 

黒髪切り ( リダイレクト:髪切り ) : ウィキペディア日本語版
髪切り[かみきり]

髪切り(かみきり)または黒髪切(くろかみきり)は、人間頭髪を密かに切るといわれる日本妖怪江戸時代の市街地においてはたびたび噂にのぼったもので17世紀から19世紀にかけて散発的に記録が見受けられる。
== 概要 ==
どこからともなく突然現れ、人が気づかぬ間にその人の頭髪を切ってしまうとされる。
江戸時代の寛保年間(1741年-1743年)に編まれた説話集『諸国里人談』には、元禄のはじめごろ伊勢国松坂(現・三重県松阪市)や江戸の紺屋町(現・東京都千代田区)で、夜中に道を歩いている人が男女かまわず髪を元結(もとゆい)から切られる怪異が多発したという話が記されている。本人はまったく気づかず、切られた髪は結ったまま道に落ちていたという〔。同様の怪異は江戸の下谷(現・東京都台東区)、小日向(現・東京都文京区)などで起きたとする記録が大田南畝の随筆『半日閑話』などにのこっており、商店や屋敷の召使いの女性が被害に遭ったという〔。
明治7年(1874年)には東京都本郷3丁目の鈴木家で「ぎん」という名の召使いの女性が髪切りの被害に遭い、そのことは当時の新聞(東京日々新聞)でも報じられている。3月10日の21時過ぎ。ぎんが屋敷の便所へ行ったところ、寒気のような気配と共に突然、結わえ髪が切れて乱れ髪となった。ぎんは驚きのあまり近所の家へ駆け込み、そのまま気絶してしまった。屋敷の者がぎんを介抱して事情を聞き、便所のあたりを調べると、斬り落とされた髪が転がっていた。やがてぎんは病気となり、親元へと引き取られた。「あの便所には髪切りが現れた」と噂がたち、誰も入ろうとしなくなったという〔。
水木しげるの著作では、人間が獣や幽霊と結婚しようとしたときに出現し、髪を切ってしまう〔水木しげる 『日本妖怪大全』 講談社 1991年 105頁、164頁 ISBN 4-06-313210-2 黒髪切は水木の著作における名称。〕とも解説されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「髪切り」の詳細全文を読む




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