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黒竜(こくりゅう、)は、中国や日本の神話に登場する竜の一種。名前通り全身の鱗が黒く、前足が2本しかない東洋の竜として描かれる事が多い。驪竜 (りりょう) とも呼ばれ、これは顎の下に貴重な珠を持っているともされる。多くの竜は、神聖なる存在として描かれる事が多いが、黒竜の場合は、そのイメージから災いをもたらす邪悪の化身として描かれる事が多く、白竜等の竜とは敵対関係にあったと言われている。 黒竜は、光を苦手としている為、普段は光が照らされる事すら無い深い海底で孤独に棲みついており、光の無い新月の夜のみ、その姿を海底から現す。この事からも、黒竜は海、又は闇を司る存在としても描かれている事が多く、海に住む魚達を乱獲する者達には罰を与え、海底に引きずり込むと言われている。 一部の地域では、黒竜を他の竜同様に、神聖な存在として祀ってもいる。五行思想においては、黒は北と同じく水に対応するので、黒竜を玄武と同様、『北方を守護する神聖な竜』としている異説がある。 また、日本の絵画などでは墨汁を使う関係もあり、黒い龍の姿は数多くみられる。他にも伝承における龍は暗がりなどの沼・池に住むことも多いため、黒い姿で形容されることも多い。 高龗(たかおかみ)のことを黒龍とする事もある。 道教における人格神化した名前では、北海黒龍王敖順と呼ばれる。 ==関連項目== * 高龗神 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黒竜」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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