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朝鮮語(ちょうせんご)または韓国語(かんこくご)は、主に朝鮮民族が使う言語で、朝鮮半島の大韓民国(韓国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)および中華人民共和国吉林省延辺朝鮮族自治州・長白朝鮮族自治県の公用語。 韓国での政府呼称は「韓国語」、北朝鮮での政府呼称は「朝鮮語」である。日本においては、「韓国語」は専ら韓国の言語を指す呼称として用いられ、南北を区別しない呼称としては学術的にも一般にも「朝鮮語」が用いられるので、ここでは言語名を全て朝鮮語に統一する。 == 概要 == 全世界でおよそ7500万人程度の話者がいると推定され、そのうち7100万人を朝鮮半島の話者が占める。朝鮮半島以外の地域の話者としては、中華人民共和国(特に延辺朝鮮族自治州)・旧ソビエト連邦(特にサハリン・ウズベキスタン・カザフスタン)に住む朝鮮民族集団が存在する。ただし、これらのうちウズベキスタン・カザフスタンなど中央アジアで話されている言語は高麗語(コリョマル)として別言語とされる場合もある。 音韻面では子音に有気音と無気音の対立がある。連音(フランス語で用いられる用語のリエゾンとしばしば混同されるが、実際にはそれに合わせればアンシェヌマンである〔野間秀樹(2010)『ハングルの誕生』平凡社新書、165ページ。〕)が起こることも特徴である。音節構造においては、ほとんどが母音で終わる開音節の日本語とは異なり、子音で終わる閉音節も多く現れる。ただし、在日朝鮮語では日本語の影響で閉音節の発音はほぼ崩壊している。 言語類型論の観点から見ると、日本語と同じ膠着語であり、修飾語は被修飾語に先行し、前置詞ではなく後置詞を用いる。歴史的に日本語やベトナム語と同様に中国語と漢字文化の影響を強く受けてきたが、現在の表記には主にハングルが用いられる。 韓国、北朝鮮、中国でそれぞれ規範形の定められている複数中心地言語でもある。政治的には韓国で話されている言語と北朝鮮で話されている言語は同一の言語である(つまり、韓国・北朝鮮とも双方の言語を同一の言語と見なしている)が、南北には発音・語彙・文法・正書法などに違いが存在する。このことから、日本においては「朝鮮語」を韓国で話されている言語と区別した「北朝鮮で話されている言語」という狭義の意味で使うこともある。また、日本において「韓国語」は通常は「韓国で話されている言語」を意味し、北朝鮮で話されている言葉をあえて「韓国語」と呼ぶことはまれである。 ISO 639による言語コードは2字がko、3字がkorで表される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「朝鮮語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Korean language 」があります。 スポンサード リンク
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